|
2005年 09月 21日
目が覚めてヴォーンから驚きの新事実を知らされるシドニー。それはあれから2年も時が過ぎてきたというのだ。ふつふつと疑問が沸きあがる。2年の間自分は何をしていたのか?ここはどこなのか?何故ここにいるのか?ヴォーンは何故結婚指輪をしているのか?スローンの組織はどうなったのか?イリーナは?ジャックは?スローンは?ディクソンは?マーシャルは?フランシーは死んだのか?ウィルは殺されたのか?そしてヴォーンの婚約者は?CIAはどうなったのか?
ヴォーンの突然の衝撃告白に動揺したシドニーはヴォーンを偽の人物と判断して攻撃し、そこへアジア系の敵が襲い掛かってきたためにその場から脱走を図るが結局ヴォーンに麻酔銃を撃たれ、彼に抱かれながらその場に倒れこむ。 次に目が覚めたのはアメリカの病院だ。かつての相棒ディクソンとヴォーンの親友ワイスが見舞いにやってくる。矢継ぎ早にディクソンに質問を浴びせかけようとしたシドニーを遮って彼はケンダルの代わりに自分が新たに作戦司令官に就任した事、そしてジャック・ブリストウが1年前からNSC(国家安全保障会議)によって投獄されている事を告げる。そのディクソンが部屋の外に出て、ワイスと会話しているのをシドニーはじっと見る。シドニーには聞こえないが話の内容はフランスでのCIA活動に関わることだ。 一方場所はフランスのリオン、シドニーが同僚二人と再会した晩、走り行く列車の中で突如二人組みの男が車両に入ってくるなり無差別に銃撃を始める。だがその中で一人銃を持って逃げ惑う人物がいた。その人物こそディクソンとワイスが話していた連絡員キングスレーだったのだが挟み撃ちにあい、殺されて隠し持っていた何かのチップを奪われる。 翌日、ワイスの監視の中、シドニーは再び目を覚まして自分がどこにいたかを思い出したと言う。 INTO THE MAIN TITLE -disappearance character- BRADLEY COOPER as WILL TIPPIN MERRIN DUNGEY as FRANCIE CALFO LENA OLIN as IRINA DEREVKO -additional character- GREG GRUNBERG as ERIC WEISS MELISSA GEORGE as LAUREN REED ワイスと一緒にCIAに戻ってくるシドニーだがそこには今や知らない人間ばかりがいる。だがそうでない人間もいた。マーシャル・フリンクマンはシドニーに駆け寄ってきて何故か初対面であるかのように自己紹介を始めるが、当然既にお互いは知り合いだ。そんな変わらず愉快なマーシャルはシドニーに詩を朗読する。「鍵を失った。どこにあるんだろう?」、これはメタファーだ、とマーシャル。そこにシドニーの同僚のキャリーがやって来て抱き合う二人。彼女が妊娠している事に驚くシドニーだがそれ以上に驚きなのはパパがマーシャルであるという事だ。キャリーは婚約すらしていないと否定するがマーシャルによれば彼女は結婚にこだわりがあるのだと言う。 作戦司令官に昇進したディクソンともう一人の初老の男ロバート・リンジー、そしてワイスと部屋の中で話をするシドニー。彼女は目覚めた場所が香港ではなくてパリであると正し、彼女を捕まえに来ていた少なくとも三人のアジア系の男たちの顔にも見覚えがあると言う。リンジーはNSCとの連絡員であり、ワイスから彼女がスコット・キングスレーという名前に聞き耳を立てて聞いていた事に言及する。昨晩の列車での大量虐殺の中で有能なCIA局員のキングスレーが殺された。彼はレーダーに探知されない航空機やスパイ衛星の設計をしていたのだが、その設計図をフランス南東部のアビニョンに届けようとしていたのを襲われて盗まれてしまった。この飛行物体は何かを撒き散らすのにも使用できる、例えば生物・化学兵器などもだ。 襲撃した者たちについての情報は乏しいが彼らが自分たちをカヴァナント(The Covenant)と呼んでいる事、彼らの部隊の場所についても少しは 分かっていると言う。そこでディクソンはチームを彼らのいたパリに送り込んでチップを取り返そうと考るがデ目覚めたばかりのシドニーを送り込むのには反対だった。しかし2年の空白の真実を知ろうとするシドニーの意思は強かった。 だがその前にシドニーはNSCの拘置所で手錠に繋がれて拘束されたジャックと再会する。髪はオールバックで顎まで髭を生やしている彼は別人のようだ。彼が投獄されたのは上に逆らったからだと言う。シドニーの死とそうなった責任が頭から離れなかったジャックだが、シドニーの死について彼が調査をする際に彼は、信頼ができ、且つ情報を与えてもいいと思っていたシドニーの産みの親のイリーナ・デレフコとコンタクトを取った。だがCIAの最重要指名手配第6位の彼女と一緒に仕事をした事で彼は今や反逆罪を問われて牢屋の中だ。シドニーが会ったリンジーはジャックがイリーナと接触している事を知り、彼を脅した。国への忠誠について尋問されたジャックはNSCの力を思い知ったのだ。ここでシドニーはマーシャルが作った盗聴防止装置を組み込んだ腕時計を作動させ、実は何も覚えていない事をジャックに告げる。部屋の外にいたディクソンの唇を読んだシドニーはある程度動ける事が出来るようにするために話を作り上げ、その結果任務に就かされる事になったのだと。友達も仕事もなく、ヴォーンは結婚した・・・。ヴォーンが今やただの一般人になってしまった今彼の事は忘れるようシドニーを説得するジャックはさらに、2年前のシドニーの死について調査していくうちに思いもしないほど何かがおかしい事に気付いたのだと言う。ジャックは空白の2年間についてもっと探ってみるようシドニーにアドバイスする。CIAへの復活が可能となった今それをするのが最優先事項だ。ジャックのファイルにアクセスし、外に出ていけば・・・。だがシドニーはジャック無しでは何も出来ないと言うがどの道それ以外に選択肢は無い、とジャックは現実を突きつける。CIAはシドニーの復帰をありがたいものと思っていないらしい。もう一度彼らからの信頼を取り戻すのだ。だが記憶を偽っている事に気付かれればすべてが無に帰してしまう。シドニーが生きている事を知ったジャックはある事に気付いた。それは・・・。そこまで来て盗聴防止の90秒が終わりを告げる。しばらく沈黙した後ジャックが言う。分かっているだろうが愛している、と。シドニーもその気持ちは同じだ。 そしてパリでの突入作戦の日、突入した建物の中で交戦した敵の一人の顔を見たシドニーだが彼女とワイス以外の隊員は死亡してしまった。この場所に見覚えがあると嘘を言ったシドニーは自責の念に駆られて一人で彼らの足取りを追うとワイスに告げると彼から意外な提案を受ける。それは、君は気に入らないだろうが、という前置きに始まって「アーヴィン・スローンに会え」と言うのだ。ワイスによればシドニーの死後、スローンはホワイトハウス、CIAに恩赦を求める交渉をして、その結果CIAのコンサルタントとしてチューリッヒのWHO(世界保健機構)のトップを担っていると言うのだ。顔を見た敵の事について調べるのに彼に聞くのはどうかという提案だ。 早速スローンの元へと行ったシドニーだが、彼はシドニーが来ると踏んでいて既にその男ゴルディ・ヴォルコフについて調べていた。娘のように思っていた彼女を助けたいと聞いたシドニーはスローンに組みかかって彼の首の後ろにナイフを突きつける。 スローン:贖罪を信じるか? シドニー:あなたに限ってあり得ないわ。 だがスローンはこれまでWHOで350万人の子供の命を救ってきたし、今行っているガン治療の研究が数百万人の命を救う事に繋がると言う。君がいなくなってからかなり変わったんだよ、とスローン。シドニーはスローンが表紙になっている雑誌を目にする。シドニーに解放されたスローンは預言者によって500年前に設計されたランバルディ装置に言及する。ランバルディの部品を集めて出来たメッセージを最初は彼も疑った。それはただの単純な一言「Peace」(平和)だったのだ。この言葉を見て急に全てが変わり、途端に自分のしてきた事を後悔した。自分が愛した人たちのいるこの世界を自分が如何に傷つけてしまったかを。それでCIAにランバルディに関する情報を提供する事にしたのだ。だがそれだけ話してもシドニーは信じない。スローンがどうやってCIAを言いくるめたのかは知らないがたとえCIAの彼に関するファイルを見たとしてもあなたを信用しない、とシドニーは吐き捨ててその場を後にする。 CIAではディクソンがリンジーを捕まえ、シドニーがアメリカに敵対する者のリストに入れられている事に疑問を呈す。リンジーはシドニーは逃亡者だと言い、既に見つけていると言う。とにかく彼女は生きてCIAに戻ってこさせるからな、とディクソン。 シドニーが頼りにした情報屋によればヴォルコフは明日の夜にプラハ(チェコの首都)でミーティングがあり、そこでおそらくシドニーに関する何かを発表するつもりだろうと言う。乗っている車はセダンの防弾車だそうだ。 情報屋:この車を止めたいのならバックアップがいるよ。 シドニー:いらないわ。欲しいのは着替えだけ。 赤毛のカーリーヘア、真っ赤なドレスに変装したシドニーはヴォルコフの車の前に立ちはだかると、ニコッと笑ったかと思うと銃を取り出し発砲して車を爆発させた。気を失っているヴォルコフのポケットからマイクロチップを取り返したシドニーだったが気絶のフリをしていたヴォルコフとの格闘戦になる。そしてナイフが腹に刺さってヴォルコフはその場に崩れ落ちる。 マイクロチップを奪い返してCIAに戻ったシドニーはディクソンの部屋を訪れ、そこにいるリンジーにチップと引き換えにジャックを解放するよう迫る。脅しには乗らないというリンジーだったがディクソンも説得を諦め、シドニーが本気でチップを燃やそうとしている事を知ると渋々、ジャックを解放する書類にサインした。局内を歩いていたシドニーはワイスと一緒にいるヴォーンと再び会う。ヴォーンはシドニーを見たくて来たと言うが彼女はそっけない。彼と彼女との生活が幻に終わった今となっては二人が会うのは理にかなっているとは言えない。シドニーが彼から聞きたかった言葉は「誠実じゃなかった」だ。私たちの関係はこれで終わりで、付き合うことはもう出来ないとはっきり言うシドニー。同情すらできない、思い知るといいのよ、私がどんな目にあったと思ってるの?私はあなたを待っていたのに・・・。全くもって何という時間の無駄遣いだったのかしら・・・。ヴォーンは何も言わずにシドニーが横を通り過ぎていくのを目にする。 本部でマーシャルといるところに解放されたジャックが戻ってくる。ジャックと抱き合ったシドニーは彼から別の所に行って見せたいものがあると言う。二人以外誰もいないところでジャックはシドニーに語る。シドニーが消えてから1年後、ジャックはある作戦に就く事になった。その作戦で追跡していたのはアンドリアン・ラザレーという男でロシアの外交官だ。彼の部屋に仕掛けたカメラに映っていたものをジャックは見せる。そこには彼とある女性の姿が映っている。その女性は髪の長さも、おそらく色も違っていただろうが間違いなく、変装したシドニーだった。これがジャックが、シドニーが生きていると確信した理由だ。だがシドニーには全く覚えがない様子で、ジャックも彼女が嘘を言ってるわけではないことを確認しながらモニターを切らずにいる。画面の中のシドニーはその後、男と親しい様子を見せながら彼が後ろを向いた途端、ナイフを取り出して彼の喉を切り裂いて殺害する。シドニーはショックにおののく。 LOCATION REFFERENCE LYON(France)・・・リオン(フランス) PARIS(France)・・・パリ(フランス) AVIGNON(France)・・・アビニョン(フランス) ZURICH(Switzerland)・・・チューリッヒ(スイス)※スローンの仕事場なので以降は省略 PRAGUE(Czech)・・・プラハ(チェコ共和国) SONG BY... "Rollin' (Air Raid Vehicle)" by LIMP BIZKIT ・・・赤のドレスに変装する場面 "I Feel Love" by THE BLUEMAN GROUP ・・・ヴォルコフの乗るセダンを待つ場面 "On Saturday Afternoons in 1963" by RICKIE LEE JONES ・・・CIAでヴォーンとすれ違う場面 KEYWORD NSC・・・National Security Council、国家安全保障会議 WHO・・・World Health Organization、世界保健機構 OMNIFAM・・・ボランティアにを基に構成された非営利組織、世界中で人の尊厳のために尽くす組織(実在するらしい) COVENANT・・・新たに台頭してきた組織 PEACE・・・スローンがランバルディの装置で見つけた言葉 ANDRIAN LAZAREY・・・アンドリアン・ラザレー、空白の2年の間にシドニーが殺したと思われるロシアの外交官 MEANING OF THIS TITLE THE TWO シドニーの空白の「2年」間 #
by vicepresidentVP
| 2005-09-21 06:06
| Alias
|
ファン申請 |
||